先日2月3日に、onninn、nikotama、kurim、そして私の4人で首都大オープン2018に参加してきました。そのレポートになります。
大会結果はこちらからどうぞ。
https://www.worldcubeassociation.org/competitions/TMUOpen2018#general-info
~当日朝
首都大オープンの目玉といえば、間違いなく非公式種目であるサークル対抗戦。去年もサークルメンバーで緊張の中わいわい参加したのを覚えてます。
このサークル対抗戦、元々は東京大学ルービックキューブサークル(TRCC)さんがかつて主催していた東大大会がルーツになっています。
4人1チームとなり、リレー形式で各チーム一斉にソルブを開始します。
WCAの公式競技ではありませんが、この大会がきっかけとなり現在ではオンラインを通じて世界各国の大学も参加するようになりました。
今年は当サークル創設者のDaigoさんが修士課程修了に伴い卒業されるということで、去年以上に気合の入る大会となりました。
生憎そのDaigoさん、また同じく創設期から活動されておりサークル内でのエースであるkaneさん両名は都合上不参加。
去年Daigoさんが入った枠にはkurimが入り、4年生1人、2年生3人という比較的フレッシュなチームになったでしょう。
無論、普段の活動中にも練習を行いました。
ソルブ中の姿勢やインスペクション、タッチの方法など普段の競技と異なる点もそこそこあり、順番決定まで含めて結構苦労しました。
練習の様子は前回の記事などにありますので、よろしければ御覧くださいな。
そして大会当日。
私は前日に東京入りし知人宅から、2年生3人は当日朝バスからの会場入りです。
最近時間の都合が微妙なのもありますが、どうにも深夜バスが使えなくて…… 体力落ちたなあ()
3人もそれなりに疲れは溜まったかと思いますが、onninn曰く「BLDがないからなんとかなる」とのこと。元気いっぱいで羨ましい。
私の目標はこんな感じ。
明日の首都大オープン目標— enots (@enots_pi) 2018年2月2日
最低限/最高形
Skewb:
sub5/圧 倒 的 優 勝 かつ、できるならsubかつきさん
3:安心した準決進出/sub14
4:popしない/sub50
5:単発sub120/平均sub120
対抗戦:たのしむ/マイクと競技両方とも事故らない
参加種目は345Sk+対抗戦の4+1種目。
良いときと悪いときの上下ブレが激しすぎるので、種目毎に最低限と最高形を並べてみました。
Psych sheet(サイクシート、種目毎に競技者の過去の記録を並べたもの。ランキング争いの目安になる)を見る限りでは入賞確実といえるSkewbは、それを確実にしたいところ。その上でsub5を最低限におくあたり結構自信はありました。
3の予選は最初の競技。前々回も前回もやらかしてるんで今回は……
4、5は妥当に。5はYauに移行したこともあり控えめのタイム設定。
対抗戦も、まあ紹介で変なこと言わなければ大丈夫でしょう(?)
Rubik's Cube 1st round
onninn、nikotama、kurim、私enots全員参加。onninnがなんと平均11.46の好タイムを叩き出し、PBどころか全体の11位という決勝を狙える位置で1回戦を終えました。
kurimも単発平均両方でPB、nikotamaも14.04とまあまあ。
私は。
best:15.24
average:18.42
solves:(23.44) 19.00 19.07 17.20 (15.24)
…………orz
まーた同じことをやらかしてます。さすがにover19が2本ってなんなんですかね。
40位/48位で2回戦進出ですが、まー不甲斐ないのなんの。
相変わらず手の震えが止まりません。次が本命のSkewbですし、何が何でも状態を仕上げなければならないのですが。
Skewb Final
昼食休憩を挟んだあと、午後の一発目は私の十八番であるSkewb。私の他にnikotama、kurimが参加しました。
活動中二人にキューブを貸したり指使いを教えたりした結果、二人とも平均PBを残すことができました。
不人気競技を自覚はしてますが、ぼちぼちやってくれると嬉しいなーなど。
そして優勝争い真っ只中の自分はというと。
best:4.45
average:6.41
solves:5.16 (4.45) 6.96 7.11 (9.28)
ああああああああああああああああああああああああorz
見事なまでの大爆発でした。
昼食休憩時ずっと練習していたり競技前かなり間を取って始めたり、さらには座布団を持参して座高の調整をしたりと思いつく限りの対策を取りましたが、それでも手の震えは取れず。
スクランブルがまだマシだった(それでもLLがL5CSwirlでアレだが)1本目、NS手順が使えた2本目はよかったですが、そこからは3本ともほぼover7で撃沈。
それでも平均6.41なら入賞は確定……ではあったんですが、なんと参加者全員が仲良く爆発し1位が6.37。後半3回中1回でも普通に(=sub6.5、over5.5以上は決して良くもない撃沈レベルだが)ソルブができていれば優勝だっただけに、とても残念でなりません。
それでも。
不甲斐ない結果でしたが、関東の大会初入賞しました pic.twitter.com/fLDfFPo1Aq— enots (@enots_pi) 2018年2月3日
全体の2位で自身2度目、関東の大会では初めての入賞を果たすことができました!
圧倒的NR holderのユリノキくんや格上のkatsukiくんなど有力候補が参加しなかったのはありますが、それでも入賞は嬉しいものです。
ただ、満足している気持ちは1割程度で、やはり記録を残せなかった悔しさが圧倒的に上回ります。
まだまだ導入できてないNS手順も多いですし、完全一面も研究の余地がたくさん残っていますから、これからも精進したいですね。
勿論、この不甲斐なさ、悔しさは次の大会で思いっきり晴らしたいと思います。
4x4x4 Cube Final
3と同じく全員参加。best:49.58
average:57.53
solves:53.73 57.97 (49.58) 1:00.90 (1:01.00)
微妙……というか悪い方でしょうか。
平均も最初の競技だった前回と変わらないし、sub50も1回のみと微妙な結果でした。
指の速さも先読み力も、両方足りない印象です。
サークルメンバーもPB更新者はいませんでした。あ、ただonninnに負けたのは悔しい。
Rubik's Cube 2nd round
3の2回戦で全員参加。best:11.79
average:13.95
solves:(11.79) 12.55 (15.25) 14.69 14.61
最初2本で12.55が残ったのが大きかったです。残り2つに14.6を続けましたが平均13.95となり、sub14でPB更新しました。
Skewbのときに苦しめられた手の震えは最早全く残っていません。一体何だったのでしょう……
決勝進出が期待されたonninnはover13で惜しくも決勝進出はならず。それでも強い。
Pyraminx Final
kurimのみの参加。Daigoさんが強い種目なだけに、自分もそこそこなとこまで行きたいんですがなかなか……()
サークルの主流派はPolish Vで、自分とは解法も違うんですよね。自分は大して指速くないし、気が向いたら独学でもうちょっと勉強したいです。
PB更新は無し。こちらも上位陣があまり好タイムでなかったのを見ると、やはりスクランブルが難しかったのでしょうか。
5x5x5 Cube Final
onninn、kurim、私enotsの3人が参加。Yauに完全移行したのに加え、日本大会ではロクな記録を残せないままcut offを喰らった雪辱戦でもあります。
best:1:43.91
average:1:54.78
solves:1:48.73 (2:08.08) 1:55.12 2:00.49 (1:43.91)
練習とほぼ変わらないタイムが出ていて、ひとまず上手く行った方でしょうか。
一応onninn(単発PB)、kurim(平均単発PB)とは順位が並びましたが、それでも練習不足というかYau慣れ不足感が否めないですね。
多分割はどちらかというとあまり得意でないのでもうちょい頑張りたい。
私の個人競技はこれで終了。
Megaminx Final
私以外の3人が参加。本当は申し込むはずだったのですが変更メール送るの忘れてた……(ぇ
スクランブルに協力したりジャッジで速いソルブを眺めたり、というのもなかなか楽しかったですが、前回5同様cut off喰らったので参加したかった。
nikotamaは記録を残すのが目標とのことでしたが、終わってみれば平均でsub120を残せたのは上出来ではないでしょうか。
さらにonninnは単発1:15.96、平均1:18.85の記録を残し、見事公式サークル記録を更新しました。おめでとう!!
最近新パズルの発売などでMegaminxがブームになってる節がありますが、もう少し続きそうです。
その後3の決勝を挟み、いよいよメインイベントのサークル対抗戦を迎えます。
Inter-University Cube Relay(サークル対抗戦)
我らが東北大の他、東大、筑波、早稲田、首都大、中央が参加。前の3大学はキューブサークルとしてとても長い歴史を持ち、速い方もとても多いです。
首都大は言わずもがな今大会の主催団体。本当にありがとうございます。
中央大は去年できたサークルのようで、大会は今大会が初参加(対抗戦のみ)だそう。
前回4位と惜しくも入賞を逃した東北大、やはり入賞が大きな目標になります。
タイムとしてはsub60を目指したい、といったところ。
椅子等を片づけ、各大学が所定の位置へ。
この位置は昼の間にジャンケン等で決めたのですが、僕が選んだ場所が奇しくも前回と同じ観客席視点ステージ右側の手前に。別に意図は無かったんですが、なんか落ち着くのかもしれません。
各チーム練習の間、チーム紹介で少し喋ることに。Daigoさん・kaneさん両名の世代交代あたりをぼちぼちと。
そしていよいよ本番。
対抗戦56.01— enots (@enots_pi) 2018年2月3日
なんと東京大学に次ぐ2位となり、準優勝することができました!!!!
そもそも練習の時ですら56秒台とかほとんど出てなかっただけに、本番で最高の結果を残せました。
卒業なさるDaigoさんへの最高の恩返しになったといえるでしょう。
優勝した東大は53秒台、今回のメンバーは来年以降も全員残るのでもしかしたら……?w
首都大オープン2018で行われたサークル対抗戦において、東北大学は56.01で準優勝しました!! (nikotama) pic.twitter.com/dOUcuATyPF— 東北大学ルービックキューブサークル (@tonpei_cube) 2018年2月3日
まとめ
「なかなか普通に打てねえよなー 心って難しいなー」(CV:川上とも子)
ええ。とっても難しい。
わりと今回はスタックタイマーを用いての練習、なんてのも意識してきたんですが、それでSkewbのボロボロ具合を見るにまだまだ足りないようです。
大会参加回数もそろそろ10回になりますし、毎回緊張して結果が残せないようじゃ成長がないなあ……と痛感します。
それでも今回は後半の競技に関しては練習通りの成果が出せましたし、少しだけ糸口が掴めたのかもしれません。
特に気負いすぎなのが影響してるのかなあとも。
参加するたびに反省点も見つかりますが、やはり大会は楽しいです。今年も3~4回は参加したいですね。
自分は8月のアジアにも参加したいと考えてますので、それを目標にまた頑張ろうと思います。
今回はこのへんで。毎度のことながら、長文お読み頂きありがとうございました。
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