2017年1月21日土曜日

1月19日 活動報告とSarah method(Advanced)に関する考察

こんにちは、3年のenotsです。
普段はサークルには必ず顔を出すんですが、先週は記事の通りインフルにやられてました……(

3連休明けの火曜日、起きたらなんとなくだるくて。
そのときは熱はあまりなかったのですが、近所の内科に行って待ってる間に急上昇したみたいで、測り直したら39度ありまして。検査したらインフルでした。

実は3連休の初日から風邪気味で、1日目はなんともなかったんですが2日目の夕方から夜にかけて熱出してたんですよね……
翌日にはある程度回復したので東北オフの新年会に突っ込んだのですが、その翌日に発熱したことを考えると1~2日目にもらってきたんでしょうか。

いやあ参りました、さすがに独り暮らしで感染すると、食事や飲料、暖房などを考えると場合によっては詰んでいたのではと思います。実際に灯油切れてたし。
幸い発熱当日に親と連絡が取れたことと、翌日には解熱し関節痛などの諸症状も回復が早かったことで事なきことを得たのですが、実家のありがたみを痛感しましたね。
みなさんも本当にお気をつけて。



さて、計測会の結果……の前に。
メインキューブをValk3に更新しました。
GTSがスクランブル中にちょいちょいpopしたりやたら回転が重かったり、寿命っぽかったんですよね。
先々週の活動で、まさか調整したUnicorn Kingより重くなってたのは衝撃でした……w

さすがにGTSくらい安定性が低いと扱いきれなかったのが決め手でした。やたらサークルでも流行ってたし。Magnetic Valkとか
結果は上々、コーナーカットは少々せまいですが、"カクい"感じがしっくり来ました。
自宅謹慎中(i.e.インフルによる出席停止期間)に1000~1500本くらいソルブしたので、名実ともにメインキューブになりました。
最近3が伸び悩んでるので、起爆剤になればいいな。

ちなみに、このタイミングでMagnetic Skewbも購入しました。こちらも軽さと耐pop性を両立してていいキューブですw

ということで、ようやく計測会の結果です。


 

うーん、微妙。
sub12.5が残ったのは大きいですが、残り3つが15,15,16じゃあ評価し難い。
Ao5で14.5なら悪くはないんですが、しばらくonninnに勝ててないとなると立場が危ういです。
ちなみにkaneさんが平均でサークル記録を更新したようです。通常でsub11はさすがですね。

他には4を計測。kurimのBestでsub60は成長でしょう。ほかの3人も負けてらんないよ????
僕は一応平均でsub60。できればsub55が欲しかったですね、運ゲーもあるけどそれよりcross edgeまでの練習でしょうか。


ちょいと長いので分けます。続きからどうぞ。






ちょっとSkewbの話。

先日購入したMagnetic Skewbですが、活動のあとの自宅にて。


RA(1/)5/12/50/100
(2.001/)4.146/4.723/5.462/5561

単発は隠れてますが、Ao12/50/100は文句なしのPB、下手したらAo5も PBでしたw
正直なところAo100sub5.5が出なかったのは惜しいですが、まあ十分でしょう。
キューブを変えてHedgeが随分やりやすくなったこと、Sarah上級で苦手パターンの判断に慣れたことが大きかったようです。

ところで、Sarah上級の記事って需要あるんでしょうか。
国内でSkewb速い人は27、またはそこから発展してNS2.0を用いてる人が多く、Sarah上級から上がってくる人ってあまりいないような気がします。そもそも人口がいないと言うのは禁句
どっちみちsub5からはNS2.0に手を出すことになりますし、競技者内ではSarahよりNS2.0に近い27がどちらかと言うと優勢なイメージです。
その点は賛成なのですが、個人的にSarah上級もそれなりにメリットは有るので書いてみようかなと思います。
ただ本人は27に手を出してないので、注意は払いますが適当なことを書いていたらごめんなさい。 
またSledge/Hedge/U or Z or H-permあたりはガンガン使ってるので、適当に予習してください。


Sarah上級のメリット

・単発に強くなる
Easy case(SorH2回以内で揃えられるもの)がそこそこ確率が高く、これらは27ではほとんど扱われない(注:計算したところ64/540=16/135、そのうち27で扱うのは24/540=2/45でした)ので、比較してEasy caseを引きやすいといえます。

・完全1面が楽
Sarahは完全1面を作ればいいですが、27ではそれに加え対面センターまで揃える必要があります。
 といっても完全1面→Sledgeで処理してもタイムには余り影響が出ないらしい(参考)うえ、完全1面の工夫次第で上手く揃えられるので、ほとんど差は出ないと思われます。一応。

・各手順が覚えやすい
Skewbは完全1面完成後、回転を除くと134パターンありますが、Sarah上級ではそれらをCO、U面センターの位置、揃ってるセンターや対面色のセンターの数で分類できます。
この類別を経ると、覚えるべきパターンは最初のSorHをの違いを除いて20通りほどになります。……一応。
各パターンはSorH4回以内で揃えられるうえ、最終的にEasy caseに持っていくようにできているため、樹形図的な覚え方ができます。

そのうえ、開始面はパターン毎に 同じであり、SorHの判別もコーナーとの関係でパターン化することができます。
27という数とはあまり差が出ませんが、27では手順や開始面を脈絡なく覚える必要があるので、覚える労力が少ないのはメリットでしょう。

指使いが習得しやすい(回しやすい)
私が考えるSarah最大のメリットです。
Skewbは立方体の対角線を軸に全体の半分が一気に回るDeep cutタイプのパズルです。
構造上Pyraminxに似ていますが、立方体を斜めに持たなければならず、ホールドのしにくさの点ではかなり難易度が高いといえます。
そのうえ、回転記号を見たからといって、正しい指使いまでわかるかというと全然違います。
8個のコーナーがありますが実質的に回転面は4つなので、手順の記法に関して自由度が高いぶん、気をつけていないと基準面をよく見失ってしまいます。
指使いに関しても、指ができるだけ離れないようにトリガーや押し込み、手首の返しなどを用いますが、初学者に思いつくのは難しく動画での研究、または実際に教えてもらうことが必須でしょう。
もちろん、よい指使いがわからないと余計に手順を覚えづらくなります。私が27に手を出そうとして躓いたのはここでした。
Sarahでは完全1面完成後の使用手順、さらに回転面を絞ることで、ホールドのしやすさ、回しやすさ、さらにはtpsを実現したといえます。
またEasy caseの指使いを覚えるにしても、数が少なく習得はいくぶん容易でしょう。


 Sarah上級のデメリット

・手数が多い
回しやすさの裏返しです。Sarahなら大半のケースであるSorHを3~4回、つまり12~16手かけて揃えるところを、27ではほとんど9~10手で揃えることができます。対面センターを考慮しても、手数では27に軍配が上がります。

・NS2.0に繋げにくい
27ではSarah上級で行ったCPの類別を行わないので、NS2.0に行こうした時判断の面でSarah勢に比べ有利になるかと思います。
もちろん、これに関しても練習次第でどうとでもなると思われる(実際にNS2.0に手を出しているところ)ので、一時的なものでしかありませんが。

Suck case・L5Cの対策を個別に立てる必要がある
Sarah上級のどうしようもない最大のデメリットです。
Sarah上級ではほとんどのパターンはSorH4回以内で揃えることができますが、例外でどうしても5回かかるものが7パターンほどあります。これらをSuck caseと呼びます。
メリットで書いた覚えるべきパターンのなかに、「……一応。」と書いたものがこの例外の存在を意味します。
SorHx5=20手ですので、 27とは10手近く差がつくことになります。tpsを考慮しても、これは大きなロスになるでしょう。
単発で好記録が望める分、27より記録が不安定になります。27やNS2.0の手順を導入するのも手ですが…… 悩ましいです。
また、完全1面時にコーナーまで揃い、センター交換が残ることがあります(Last 5 Centers,確率は1/9)。
大抵はU-perm2回やセットアップ+U-permで揃うのですが、中にはU-permをかますと必ずZ-permが残りさらにU-permが2回必要なケースがあります。
とはいえ、Z-perm自体は個別の手順がわりと回しやすいので、H-permと合わせSarah勢でも覚えるべきだと思います。セットアップ+Z-permも使えますし。



こんなところでしょうか。 
Easy caseを最初に認識できるようになるのは、Sarahのメリットかなと思います。
一方、記録の安定、上位解法への接続を考えると、指使いの問題さえ乗り越えれば27が有利かなと考えています。
僕にはその気概はなかったのでSarahの方に進みましたが……(

とはいえ、Sarah中級と27中級であまり大きな差はないし、いきなり手順や判断に挑む27よりSarah中級の知識に少しずつ付け加えていくSarah上級のほうが接続はいいと考えています。
Skewbの日本語情報自体、(27の発祥は日本だけど)どちらも多くないことを考えると、Sarah or 27中級までやってきた人が次に手を出すとして、Sarah上級の情報もあったほうがいいかなと考えた次第です。どうせ俺くらいしか書く人いなさそうだし




……これAdvent Calendar1記事分くらいにはなるよなあ、去年書けばよかったかなあ(
上で書いた各パターンの確率あたりもちゃんと根拠示したいし。

というわけで、気が向いたらこの辺についてまとめてみたいなと思います。
Sarahの指使いに関しても、動画を撮って参考にできるようにしたいな。

というわけで、いつもの長文にお付き合い頂きありがとうございました。失礼します。




0 件のコメント:

コメントを投稿